業務上や通勤時の病気・ケガ

給付は労災保険から

業務上の病気・ケガについては、労災保険(労働者災害補償保険)で給付を受けることになりますので、健康保険からの給付はありません。また、通勤途上の事故などが原因で生じた病気・ケガについても、労災保険が適用された場合は、健康保険からの給付はありません。

業務との因果関係がポイント

「業務上の病気やケガ」とは、事業主の支配下において業務に就いているときに、業務が原因となって生じたものをいいます。したがって、勤務時間中に生じた病気・ケガであっても、業務との因果関係が認められないものについては労災保険の対象とならず、健康保険の給付を受けることになります。

「通勤」の範囲

「通勤」とは、勤務先の仕事に就くため、または仕事を終えたことにより、住居と就業場所との間を、合理的な経路・方法で往復することをいいます。

通勤の途中でその経路を外れたり、途中下車したときなどは、その時点から通勤とみなされないため、その間に生じた病気やケガは労災保険の対象とならず、健康保険の給付を受けることになります。

ワンポイント

途中下車や経路を外れた目的が、日用品の購入や通院、選挙の投票など日常生活上必要なことであれば、その間を除き、再び通勤経路に戻ったときから通勤扱いとなります。

給付の内容

業務上や通勤途上に病気やケガをしたときは、所定の給付請求書を提出することで、労災病院や労災指定病院で必要な医療を無料で受けることができます(ただし、通勤途上の場合は初診時に200円の一部負担金あり)。

緊急の場合や特殊な医療設備・技術がないなど、やむを得ない理由で労災病院・労災指定病院以外の病院にかかったときは、いったん患者が医療費を立て替え払いし、後で請求して立て替えた費用の払い戻しを受けられます。

このほか、業務上・通勤途上の病気やケガにより、療養のため4日以上欠勤して給料がもらえないとき、長期療養するとき、障がいが残ったとき、死亡したときなどにも、それぞれ労災保険の給付を受けられます。

手続き

業務上や通勤時の病気・ケガは労災保険で治療を受けることになっていますので、健康保険で治療を受けることはできません。

なお、労災保険に関する実際の事務は、都道府県の労働基準局と労働基準監督署で扱っています。

まずは、会社のご担当者(人事関係)へお尋ねください。


あやまって健康保険を使って治療を受けてしまったり、ご不明な点などがありましたら、三井健保(連絡先:給付課 TEL03-3243-1406)までご連絡ください。